C型肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって起こる肝臓の病気です。
B型肝炎と異なり、健常成人における初感染でも高率に慢性化を示します。
また、一旦慢性化すると自然治癒は困難であり、慢性肝炎→肝硬変→肝細胞ガンへと進展していく恐ろしい病気なのです。(C型肝炎ウイルスに感染した人の約 70%が持続感染者となり、そのうち60〜70%の割合で慢性肝炎になると言われています)
【症状】
多くの場合には、自覚症状を起こしません。
自覚症状がある場合には、食欲不振・全身倦怠感・黄疸などがあります。
肝機能検査の数値も悪化します。
【治療方法】
C型慢性肝炎の治療法には、大きく分けて、抗ウイルス療法と肝庇護療法の2つの方法があります。
抗ウイルス療法とは、原因であるC型肝炎ウイルスを肝臓から追い出してしまう(完全治癒をめざす)治療法です。
近年、特徴の異なるさまざまな種類のインターフェロンが開発、実用化されています。インターフェロンとリバビリンの併用療法も行なえるようになっています。
肝庇護療法とは、肝臓の細胞のひとつひとつを強くして肝炎の活動度を抑える治療法です。
グリチルリチン製剤、ウルソデスオキシコール酸などが用いられています。そのほかに瀉血療法といわれるものもあります。
これらの治療法は肝炎ウイルスに対する直接の効果はありませんが、ほとんどの人について肝炎を沈静化させる効果があります。継続して行うことが大切です。