疥癬(かいせん)とは、衣類や寝具を介してヒトからヒトに伝染するヒゼンダニによって引き起こされる症状が特徴です。
【症状】
約1ヶ月の潜伏期間の後、激しい痒みを伴う腹、大腿、上肢、下肢、陰嚢、陰茎などの皮膚の少し赤みがかった小さな隆起(丘疹)として現れます。
S字状のミミズ腫れのような疥癬トンネルが特徴で皮下にできた数mmの線状の皮疹です。ダニが皮膚の角質層を通過した跡で中には卵が産み付けられています。
老齢、免疫低下状態、栄養不良状態などでは角化型疥癬(ノルウェー疥癬)と言いダニの数が数十万匹となり全身に拡がるタイプがあります。
【潜伏期間】
2週間〜約1ヶ月
【検査方法】
エイズの検査は、HIV抗体の検査になりますので、感染してから抗体ができるまでに検査を受けても正確な結果は得られません。
感染の可能性があった時は、抗体ができる8週間後に検査を受けるようにして下さい。
【治療方法】
お風呂にはいって、石鹸で体を良く洗い、洗髪もしましょう。
610ハップなど硫黄の入浴剤が効果を表します。ただし、効果を期待しすぎて濃度がこいと、硫黄かぶれをおこしそのための痒みが出ることもあります。気をつけましょう。
お風呂に入った後、疥癬虫を殺虫できる外用剤の塗布が必要です。顔、頭をのぞいて耳の後ろから全身に、お股もふくめ、指の股、爪の先まで余すところなく塗りましょう。ぶり返す人は、塗り残しがあるためとさえいわれます。痒いところだけチョコチョコ塗るのでは治りません。
感染の可能性のあった人は症状の有無にかかわらず一斉に治療を始めたほうが良い場合もあります。
虫体や、虫卵がなくなった後も、全身の痒みや、小結節がいつまでも続くことが多く、長いこと殺虫剤を付けることになってしまうことがあります。過剰な殺虫剤の使用は要注意です。痒みだけで皮疹の新生がない場合、痒み止めだけで十分な事も多いのです。