淋病(りん病)とは、淋菌の感染により発症する性病です。
性行為のほか、菌の付着した手やタオルからも感染する場合があります。
【症状】
淋病(淋菌感染症)に感染した男性の場合は、排尿時の痛み、頻尿、失禁、亀頭が赤くなったりまたは腫れたり、陰茎から分泌液がでたり、精巣が過敏になったりします。
最初の症状としてよく陰茎からの分泌液で下着を汚します。
女性の場合は、排尿時の痛み、帯下、喉の痛み、口内炎、膣分泌液の増加です。
また淋菌は女性器全体に広がることがあります。細菌が卵管を通って腹膜に達し腹膜炎感染を起こしたり、淋菌が血液中に広がり淋菌性敗血症を起こし、関節にまで達して淋菌性関節炎を引き起こします。
淋病(淋菌感染症)に感染した女性のおよそ半数が無症候性感染で症状を現しません。そのため自覚がないので治療も受けずますます第三者に感染を広げてしまいます。
また男女ともに喉に淋菌が感染した場合は激しい喉の痛み(淋菌性咽頭炎)を引き起こします。
淋病(淋菌感染症)の男性同性愛者の10%〜25%と、女性の10%〜20%に淋菌性咽頭炎がみられます。
男性同性愛者ではよく肛門や直腸でも淋病(淋菌感染症)が見られます。
【潜伏期間】
2〜10日
【治療方法】
淋病(淋菌感染症)の治療にはかつてはペニシリンやニューキノロン系の抗菌薬で治療が可能でしたが、現在ではそれらに淋菌が耐性を持つようになってきています。その数は年々増加してきています。そのため、スペクチノマイシンの筋肉注射や非常に強い抗生物質で治療されます。